先日noteで【そのまま使える】Google Apps Scriptで特定のGmailを検索しLINEに通知を送るという記事をアップしました。
本ブログでは上記のnote以外にもGoogle Apps ScriptとGoogle Workspaceアプリを使って、LINE通知を行うシステムについて、どのようなものが考えられるのか検討をしてみたいと思います。
システムの組み合わせと業務のテーマ次第でなんとでもアイデアは量産できてしまいそうですが、代表的なものを考えて言ってみたいと思います。
以下ではアイデアメモ書き・ブレスト的なノリで記載をしていってみたいと思います。
Gmailの内容をGoogle Apps ScriptでLINEに通知を送る
- Google Apps Scriptを使って、Gmailを一括送信するメルマガ配信システムを作り、そのメール送信が完了(もしくはエラー)発生したらLINEへ通知する。
- Google Apps Scriptを使って、Gmailを一括下書きするシステムを作り、処理が完了(もしくはエラー発生)したらLINEへ通知する。
- Gmail で使用できる検索演算子を参照して、検索条件を指定して、定期的に特定のメール受信をLINEへ通知する(これはnoteの内容とほぼ同じです)。
- 検索条件は、「件名」「ラベル」「日付(期間区切りも可)」「送信者」「本文に含まれるキーワード」「添付ファイル」「重要マーク」「スター」などなど、組み合わせは自由に行えます。
Gmailについては、受信と送信でそれぞれやることを変えられそうですね。送信作業をGASで自動化した場合、完了したかどうかの通知をしてもらえると送信漏れがなくなるでよさそうですね。受信については検索条件次第でなんとでもなるので、漏れが発生しないようにしたり重要な事項をアラートさせたりという風に業務の精度を高めることに使えそうです。
Googleカレンダーの内容をGoogle Apps ScriptでLINE通知する
- 今日一日のGoogleカレンダーの予定を毎朝LINEに通知させる。
- 今週分をまとめて月曜日に送るといったこともできそうですね。
- Googleカレンダーに登録された予定の直前10分前に LINEに通知させる
- Googleカレンダー自体にも通知機能がありますが、見落としが多かったりするかと思うので。
- その日のGoogle ToDo リストをカレンダーの予定と合わせてLINEに通知する
- 厳密にはToDoリストとカレンダーは別物ですが、予定と合わせて活用するというシーンは考えられそうです。
案外カレンダーをWebで開くのもちょっとした時間がかかるので、予定とToDoのLINE通知があると便利かもしれません。
Googleスプレッドシートの内容をGoogle Apps ScriptでLINE通知する
- Google スプレッドシートに記述した内容を、シート内で図形描画したボタンを押下することで、LINEに通知する
- Google スプレッドシートに記述した内容を、トリガーを用いて、定期的に送信する。
- Google スプレッドシートに記述した内容をランダムに、LINEへ送信する。
スプレッドシートにあるテキストをLINE通知するというのが基本的な使い方になりそうですが、スプレッドシートの場合は、スプレッドシート側でデータ集計ができるため、後述するGoogleフォームでの回答であったり、Google Analyticsの集計データであったり、どこかからスクレイピングした結果をスプレッドシート側にまとめて、その結果を毎日(毎朝)LINEに通知する、みたいな使い方がLINE Notifyとの相性がよさそうですね。
Googleフォームの回答をGoogle Apps ScriptでLINE通知する
- Googleフォームの回答がスプレッドシートに反映されたら、その内容(の一部)をLINEに通知する
- 稟議承認などのワークフローとしてGoogleフォームを用いている場合(*1)、稟議承認用のWeb側URLをLINEに通知する
- (*1) 稟議承認などのワークフローは以下のようなイメージです。Googleフォームで備品購入などの稟議の回答を受け付けるとします。回答があったら、稟議承認者がその稟議の可否が必要になりますので、その可否用のWebアプリをGASで作ります。回答があった際にそのWebアプリのURLをLINEやGmailに通知し、Webアプリで稟議承認者が可否を実行する、という流れです。
Googleフォームについては基本回答を受け付けたことをLINE通知するといった使い方になりそうです。フォーム自体を発展させて上記のようなワークフローシステムを構築した際は、そのワークフロー上で通知する仕組みを組み込むといった使い方になるでしょうか。
Google Classroomの内容をGoogle Apps ScriptでLINE通知する
- Google Classroomのお知らせへの投稿内容をLINEに通知する
- Google Classroomに課題の投稿があった場合に、LINEに通知をする
- Google ClassroomでGASを使ってクラスを一括で作成したり変更するといった際に完了通知をLINEに行う。
お知らせや課題へ投稿があったことを、メール・アプリでの通知に加えて、LINEに行うことで先生や生徒の読み忘れ防止につなげることができそうです。
また、Google Apps ScriptでClassroomの更新情報取得は、クラス数が大量にあると時間がかかるため、それらの処理が完了したことをシステム管理者側に通知するといった使い方もできそうです。
Google Driveの内容ををGoogle Apps ScriptでLINE通知する
- Googleドライブでファイルが追加や更新された際に、LINEへ通知する
- Googleドライブ内の検索を定期実行し、対象のファイルがみつかった場合に、LINE通知する
- Googleドライブ内のファイルやフォルダを定期削除するGASを実行する前に、確認用の通知をLINEに送る
Googleドライブの場合はやはり変更通知が一番用途としては使いやすそうですね。何らか定期実行の承認プロセスをLINEに通知するというのもありそうです。ワークフローとして動作させる意味ではフォームの場合と同じ発想になりますね。
なお、GoogleドキュメントやGoogleスライドについても何かしらLINE通知することは技術的にはできそうでしたが、利用するシーンをあまり思いつけなかったので割愛いたします。
今後も何らかおもいついたらこちらの投稿に反映していきます。